アメリカのオリンピックチーム帯同ドクターの経験もある有名なカイロドクターが、頭痛についてこのようなことを言われていました。
「緊張型頭痛であれば、一般的な手技や生活習慣のアドバイスで割とよくなる。でも、片頭痛の場合は、相当しっかりとした病態把握と専門的な技術で対応しない限り、決してよくすることはできない」
私は、この事実は「慢性疲労」や「心の病(精神疾患)」においても全く同じことが言えると感じています。
「最近仕事が忙しくて疲れ気味です」というレベルであれば、一般的なリラクゼーションや、「自然治癒力を高めましょう」といった漠然とした方針でも良い結果の出ることはあります。しかし、当院に来られる、精神科のドクターからのご紹介も含め、本格的な精神疾患や極度の慢性疲労を抱えた方に対する対応では、よりシビアで綿密な施術計画が必要となります。
■ 「スーパーテクニック」だけでは通用しない現実
大学病院などで「〇〇型統合失調症」や「双極性障害」といった病名が診断されている場合、カイロプラクティックやオステオパシーの優れた手技(頭蓋や上部頸椎へのアプローチなど)だけで改善したという例を、私は寡聞にして聞いたことがありません。もちろん、首をマッサージして治るとか、首をボキボキすれば治るとかも、まずありえません。
こうしたケースでは、手技療法を併用しながらも、「オーソモレキュラー(分子栄養学)」によって生化学的に体内を診ていかない限り、何の変化も出せないのが普通です。
精神科のドクターからは、「私たちは投薬や心理療法を用いて、まず3年かそれ以上の長いお付き合いを覚悟して治療に臨みます」とお聞きします。それほど、脳や心、そして体の中にアプローチすることは一筋縄ではいかない分野なのです。
■ 当院で回復していかれる方の目安
カイロなどの代替医療に自費で足を運べる方は、本当に家から出られないほどの最重症(経済的・身体的に困窮している状態)ではないと考えます。当院に来られる方の場合、診断名が出ている中でもおそらく「軽度から中程度」のケースと思われます。
だからこそ、こちらがその分野に特化した専門的な方法(神経・脳・栄養)をしっかりと準備していれば、多くの方が以下のような経過で回復へと向かうことが出来ます。
- 当院来院者で精神疾患系・不定愁訴でお困りの方の約8割(軽度〜中程度): 数週間から9ヶ月あたりで回復
- かなり重度の不調をお持ちの方: 10か月以上を想定して施術計画を立てます
この「脳と栄養の仕組み」を紐解くアプローチは、精神疾患という特殊なケースに限った話ではありません。実は、「日々の仕事や勉強のパフォーマンスをアップさせたい」というすべての方に求められる知識と技術です。
■ 開業当初から、現在の変化。増え続けるお悩み
私が開業した当初は、腰痛や肩痛、膝痛といった整形外科領域のクライアントばかりでした。
しかし今では、慢性疲労系、精神疾患系、そして内臓系を主訴とするクライアントが全体の4割を超えています。
もし、あなたやご家族が以下のようなお悩みを抱えていたら、それは体の中(栄養:生化学、脳:神経系)からのSOSかもしれません。
- 不眠、うつ、不安、パニック、慢性疲労
- 集中力低下、気分の変動、イライラ、怒りっぽい、ストレスに弱い
- 寝ても疲れがとれない、朝が弱い、不登校
- 発達障害、光や音の過敏症、原因不明の首肩の痛み
- 太りやすい、頻繁に起こる腹痛、胸焼け、便秘、胃痛、不妊、尿トラブル
こうした現代特有の複合的な不調は、今後もますます増えていくと考えられます。
「どこに行っても変わらなかった」という方にこそ、当院の多角的なアプローチを頼っていただきたいと考えています。一人で抱え込まず、どうぞお気軽にご相談ください。
奈良県大和高田市の精神科・心療内科のクリニックで、患者様に対して「分子栄養学(オーソモレキュラー)を用いた精神疾患系の改善方法」について、何回かお話しさせていただきました。