先日、JSC(日本カイロプラクティック協会)主催のZOOMセミナーの最終回を受講しました。

講師は、アメリカで実際に開業されている岡井カイロプラクティック・ドクター(D.C.)。本場アメリカの最前線で活躍されている先生のお話は、一本強い筋の通った信念に基づいた、非常に興味深く勉強になる内容ばかりでした。
今回は、私が岡井D.C.のお話を聞いて、自分なりの解釈と言葉で落とし込んだ大切な学びをいくつか共有させていただきます。
1. 究極のアジャストメント(矯正)とは
アジャストメントをするその瞬間まで、手の下で患者さまの関節の動きを感じ取り、矯正の方向や強さを微調整する――。言葉にするのは簡単ですが、非常に高度な技術と感覚が求められます。
- 姿勢による変化: 触診(検査)したときと、実際に矯正の体勢(姿位)になったときとでは、関節のテンション(張り具合)が異なります。
- 方向の重要性: 矯正の方向を決める際は、関節面だけでなく、椎間板(骨と骨の間のクッション)の方向を深く重視します。
驚いたのは、「世界中のカイロプラクターの9割は不十分なアジャストメントをしている」というお話でした。アジャストメントがまだ未完成な時期に、脳や神経へのアプローチを目的とする機能性神経学などを学ぶと、強い刺激(しっかりとしたアジャストメント)が悪に思えてしまうことがあります。だからこそ、まずは土台となるアジャストメントの技術を徹底的に修得する必要があるのだということでした。
2. 改善スピードの見極め
患者さまの症状の主な原因と、その方が持っている元の健康状態によって、痛みの改善速度は異なります。
これは日々の臨床でも強く実感することですが、1〜2回ほど施術をした際のお身体の反応を見ることで、それ以降にどのように良くなっていくかは、ある程度推測することができます。お一人おひとりの身体の声を聴きながら、最適な計画を立てることが重要です。
これからの施術に活かして
前回の第二回セミナーでは、私もスピーカーとしてお話をさせていただきました。私のお話は、どちらかというと緩やかなオステオパシー系の手技内容も含んだ、日本の気候や日本人の体質に合わせたカイロプラクティック話でした。
だからこそ、今回の岡井D.C.による「バリバリの本場アメリカのカイロプラクティック」のお話は、新鮮であり、同時に施術家としての背筋が伸びる思いでした。
緩やかなアプローチの良さと、一本芯の通った本場のアジャストメントの哲学。どちらの視点も大切にしながら、これからも広陵コンディショニングに足を運んでくださる皆さまの健康のために、日々の施術をさらに磨き上げてまいります。