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【手のしびれ・手根管症候群】手技療法によるアプローチと改善例

こんにちは!広陵コンディショニング(奈良県広陵町)です。

当院には、腰痛や膝痛といった整形外科的なお悩みから、内科、心療内科、耳鼻科の領域に関する不調まで、実に様々なお悩みを持つクライアントさまが来院されています。

その中でも、神経(場合によっては血管)が関係する特有の症状として挙げられるのが、頭痛、坐骨神経痛、そして「手のしびれ」です。今回は、最近当院でも施療を行っている「手根管症候群(しゅこんかんしょうこうぐん)」による手のしびれについて、一般的なネット情報にはあまり載っていない「手技療法での改善アプローチ」を詳しく解説します。

1. かつては「原因不明」とされやすかった手のしびれの原因:手根管症候群

指先まで伸びる「正中神経(せいちゅうしんけい)」は、手首にある「横手根靭帯(おうしゅこんじんたい)」というバンドの下の「手根管」というトンネルを通っています。このトンネル内で神経が圧迫されてしびれが出るのが手根管症候群です。

実は一昔前まで、病院に行ってもなかなか診断がつかないことが多い症状でした。過去に手術を経験された数名のお客様にお話を伺った際も、皆さん一様に「3〜5箇所ほどの病院を回って、やっとこの病名がついた」とおっしゃっていました。最近ではテレビやネットで目にする機会が増え、ご自身で調べて気づかれる方も多くなっています。

2. 【実際の改善例】3年間続いた手のしびれが3回でほぼゼロに

当院で行っている具体的なアプローチを、実際の症例をもとにご紹介します。

お客様のプロフィールと症状

  • お名前:Y・Kさん(30代・会社員)
  • 症状:両手の指先と手のひらにしびれ(3年前から持続)
  • 医療機関での検査:病院で頸椎(首)のMRIを撮影するも「異常なし」

当院での鑑別検査と見立て

まず、胸の前で左右の手の甲を押し合わせ、1分ほど保持してしびれが増強するかを見る「ファーレンテスト(手根管症候群の検査)」を行ったところ、陽性反応が出ました。

さらに詳しく状態を観ると、この方は手首だけでなく、前腕部にある筋肉で正中神経が圧迫される「円回内筋(えんかいないきん)症候群」も併発していると判断しました。この場合、前腕から手のひらにかけてしびれが出ます。ちなみに、正中神経は小指(および薬指の小指側)を通っていないため、この方も小指にはしびれが出ていませんでした。

具体的な施術ポイント

手首の月状骨(げつじょうこつ)、屈筋腱、横手根靭帯、そして前腕の円回内筋を精密に調整し・ファッシアのリリースをかけ、さらに正中神経のマニピュレーション(神経の滑走性を促す手技)を行いました。

施術の経過と結果

  • 2回目施術後:しびれの強さと、しびれが出る回数がかなり減少。
  • 3回目施術後:右手のしびれは完全に「ゼロ」。左手もたまに少ししびれる程度まで改善。
  • 4回目施術後:両方ともほぼ症状が消失。

このように、適切な場所に的確な手技を行うことで、長年悩んでいたしびれも比較的順調に改善できます。

3. 正中神経の圧迫?それとも「血管」の圧迫?

整形外科的には、手根管症候群や円回内筋症候群は「神経の絞扼(こうやく:締め付け)障害」と説明されるのが一般的です。

しかし臨床を重ねる中で、円回内筋症候群のケースでは、筋肉によって神経のそばを通る「骨間動脈(こっかんどうみゃく)」という血管が圧迫されていることも一因ではないか、とも考えています。

円回内筋症候群特有の「シワーッとした痛みやしびれ」という感覚は、血管が圧迫されたときのニュアンスに非常に近いものです。私たちの行う神経マニピュレーションは、実は同時に優れた「血管へのアプローチ」になっている可能性があります。痛みやしびれのメカニズムには、まだ医学的に解明されていない部分もあり、私たち臨床家、手技療法家は常に深く考察し、臨床現場でベストな解決策を追い求めています。

※ご注意:手技療法の適応外(不適応症)となるケース

同じような「手のしびれ」が生じる場合でも、以下のような原因によるものは手技療法の適応外となります。気になる方は医療機関での詳しい検査が必要です。

  • アミロイドーシス:透析などに伴うアミロイドの沈着によるもの
  • 糖尿病によるしびれ:末梢神経障害として両手にしびれが出ることがあります
  • 甲状腺機能低下症:むくみなどから手根管を圧迫することがあります
  • 骨折や腫瘤(しゅりゅう):物理的な骨の変形や腫瘍による神経圧迫
  • 妊娠による手のむくみ:(※ただし、胸郭出口へのアプローチで改善できた事例があります)

「病院の検査で異常がないと言われたけれど、手のしびれが取れない」「どこに相談していいかわからない」という方は、ぜひ一度当院にご相談ください。あなたのしびれがどこから来ているのか、原因を一緒に見つけ出し、根本からアプローチしていきましょう。公式ラインからお問い合わせできます。

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