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【肩痛:五十肩⑧】五十肩に対する当院のリアルなアプローチと考察

コロナが発生からしばらくして、臨床の現場にいて強く実感したのは、「五十肩のような肩痛がものすごく増えたな」という事でした。最近は少し通常レベルに戻っていますが、2021~2022年あたりでは、なぜか「頑固な肩の痛み」を訴えるケースが急増していました。

世情の変化や様々な影響(ワ〇〇〇接種)も噂されますが、実際の所はどうなのでしょうか?今後各種リサーチ結果がでてくるのかどうか分かりませんが、臨床現場で「起こっている事:現象」というのは日々感じているわけです。そして、その現象の説明をその時々で仮説として、構築するという事をしています。ちなみに、知人の鍼灸師の情報によると、「中焦(肝臓や胃、腎臓などの内臓系)」が疲弊・ダメージを受けると、その反射として肩に強い症状が出やすくなるという見解もあります。

原因が何であれ、私たち臨床家として重要なのは「目の前のクライアント様にどう対処するのがベストか?」という一点に尽きます。今回は、一筋縄ではいかない「五十肩(肩関節周囲炎・石灰沈着性腱板炎)」に対する当院のリアルな方針と、生化学・物理学・心理学を交えた考察をお届けします。

これまでの葛藤:五十肩の施術は「費用対効果」が割に合わない?

実は以前から、五十肩の治療に対しては様々なアプローチを試してきました。しかし、どれだけ手を尽くしても、「腕が元の様にすっと楽に上がる」という解決までには半年から10ヶ月ほどかかってしまうのが現実でした。

「これでは、実費を払って通ってくださるクライアント様にとって、時間的にも金銭的にも費用対効果が割に合わないのではないか……」

そう悩み、自分の技術不足を疑って全国の著名な治療家たちに聞いて回りましたが、やはりどこでも同じようにそれなりの期間がかかるという答えでした。

一部の施術院では、固まった関節包の癒着を徒手(人の手)で「バリッ」と強引に剥がす手法をとっています。確かにこれなら期間は短縮できますが、クライアント様には凄まじい激痛と、いくつかのリスク(危険度)が伴います。

現在の当院の方針:「肩関節の拘縮・癒着が重度の方の場合:いったん整形外科へお任せする」という選択

激痛のリスクを伴う徒手矯正と、早く治るメリット。これらを天秤にかけたとき、私は「整形外科での麻酔下で行うサイレントマニピュレーション(非観血的関節受動術)の方が、安全面でも効果面でも勝るのではないか」という結論に至りました。

幸い、当院の近くには、エコー画像を見ながら関節内に正確に注射を打つことができる、非常に腕の良い整形外科医の先生がおられます。

そのため、現在の当院の「五十肩(石灰沈着や肩関節周囲炎)」に対する方針は以下の通りです。

  1. 当院で体を整える基本的な施術を数回行う
  2.     

  3. 改善がどうしても頭打ちになる場合、信頼できる整形外科医にご紹介する
  4. 病院にて、注射〜サイレントマニピュレーション(バリッと癒着を外す治療)を受ける
  5. 1~2週間ほど病院でアフターフォローしてもらう
  6. その後の細かい部分で徒手療法を加えるために、当院(広陵コンディショニング)で最終段階の仕上げのトリートメントを受けていただく

当院で下ごしらえをし他ののちに、医療の力を賢く借りて癒着を解除してもらう、その後当院でフォローする。この連携を行うようになってから、あれだけ頑固だった肩の痛みが驚くほどスムーズに、すぐに治っていくようになりました。

なぜ肩にカルシウムが沈着するのか?(生化学×物理学の考察)

痛みが引いた後、中長期的に取り組むべきなのが「生化学(栄養療法)」と「物理学(バイオメカニクス)」の視点です。

当院が導入している分子栄養学の視点で見ると、石灰(カルシウム)が本来とは違う場所に沈着してしまう「異所性沈着」は、主にマグネシウム不足を背景として、カルシウムが血中で暴走している状態と言えます。そのため、カルシウムとマグネシウムのバランス改善が必須です。(※私自身の口腔内にも、歯茎あたりに骨隆起として骨が膨れてくる現象があり、身をもってこのメカニズムを実感しています)

しかし、数ある関節の中で「なぜ肩なのか?」を突き詰めるには、生化学だけでなく、消化器系の内臓疲労や、身体のバイオメカニクス(カイロプラクティック的アプローチ)も含めてトータルで評価する必要があります。


「心理学(トラウマ)」から肩痛が劇的に治るケースも

さらに興味深いことに、筋肉や神経(物理・神経学)、栄養(生化学)だけでは全く歯が立たない肩の痛みが、心理学的なアプローチで劇的に改善することがあります。

特に女性のクライアント様で、過去の精神的トラウマが原因となり、心膜周辺の組織が緊張を起こし、それが神経のつながりを経て「左肩の痛み」として現れているケースなどです。この場合、当院の得意とするNLP(神経言語プログラミング)を取り入れたストレスケア・セラピーを行うことで、嘘のように肩の緊張が解けることがあります。

おわりに

世間では「1〜2回で治る五十肩!」といった宣伝も見かけますが、それは肩甲下筋などの腱板リリースだけで済むような、ごく軽症なケース(50歳前後の肩痛をすべて五十肩と呼んでいる場合など)に限られます。

当院へ実費を払ってでも「本当に困っている」と来院される方のほとんどは、そのような軽症なケースではなく、ほんとうの肩関節周囲炎や石灰沈着性腱板炎です。

だからこそ、当院はクライアイントの最大の利益は何かを考えて、医療とのベストな連携(サイレントマニピュレーションなどの活用)を選び、その後の各種アプローチを駆使したカイロプラクティックのケアで、最短・最善のルートをご提案しています。

「どこに行っても治らない、長引く肩の痛み」にお悩みの方は、ぜひ一度当院にご相談ください。あなたの身体に今、何が起きているのかを多角的に紐解き、サポートいたします。

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