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私の視点・日々の気づき2

人生の目的と、私たちが次世代へつなぐべきもの

バリ島のウルトラ大富豪として知られる「アニキ」に、いっちゃんが会いに行った。このとき、次のような質問を投げかけた。

「大成功しても、結局最後には誰でも死んでしまうのならば、どこかはかないと感じます。私は今、純粋に成功したいと思いますが、その先、最終的に何を目指して頑張ればよいのでしょうか。そもそも、人は何のために生きているのでしょうか」

アニキの答えは、非常に本質的なものでした。

「俺が多分こうちゃうかと思うのは、それは“伝えるため”や。次の世代の人に伝えなければならない使命があるんや。ただし、タスキやバトンを“普通に渡す”だけではだめなんや。それでは自分が生きてきた意味がないやろ」

「それはな、自分が生きている間に、自分のところで頑張って、少し良くして次の世代にタスキを渡さなくてはいけないんや。今我々が、ある程度裕福な暮らしが出来とるのは、我々のご先祖様や諸先輩方が必死のパッチで、タスキをつないでくれたからこそなんや」

「そう考えたら、過去の先祖や過去の日本人の歴史に敬意を払う必要があるんや。それを否定することは自分を否定することやねん。しかし、ある程度豊かになってくるとそれが当たり前になって、“有り難う”の感謝の気持ちがなくなって、過去の諸先輩方の努力に、ぜーんぜん気づいていていない人も増えてくる」

日本はグローバル化という名のもとに、単なる欧米化を進めてきた側面があります。しかし、その先に必ずしも理想の幸せがあるわけではないと感じます。今こそ、世界中から絶賛される「相手を自分事のように大切にする心」を持った日本人に立ち返る必要があるのではないでしょうか。

幼少期に触れた戦争の記憶と、生きることの重み

私は小学生の頃、戦争を経験した近所の方々から多くの話を聞いて育ちました。

  • 小学校の校長先生が、道徳の授業か何かで、冒頭、20名ほどの男性の名前をそらんじた。「今言ったのは皆、私の同級生で、戦争で亡くなりました」。(だから、生きている人は、精いっぱいやれることをやりましょう・・・という事だったと思います)
  • 向かいのおじさんが、満州からシベリアに長い間抑留されていた話(多くの人が病と過労で亡くなったという話だったと記憶しています)
  • 一軒隣りの恰幅の良いおじさんが、日本海軍の戦艦武蔵に乗っていて、魚雷が当たって海に投げ出されて死にかけた話
  • 祖父が色盲のため徴兵を免れ、たばこの配給係をしていた話
  • 8人兄弟で次男の父が口減らしで奈良(十津川)から和歌山(龍神村)に行っていた時、ゼロ戦とグラマンの戦闘を目撃した話
  • 祖母が「あんな時代には絶対に戻りたくない」と言っていたこと

これらの話を通じて、子供ながらに「親世代、祖父母世代・・たちの苦労は、今では想像を絶するものがあったのだろう」と深く実感させられたのを覚えています。

子育てにおける「失敗」の重要性

書籍『大富豪アニキの教え』には、子育てや自己成長に関する次のような言葉もあります。

「大人になってから“間違う”ことのないように子供を育てるのが親の役目やろ?なのに子供から“間違うこと”を取り上げてしまってはいけないんや」

「親が勝手に、あれやっちゃだめとか、これは危ないとか、子どもの好奇心からくる行動に制限してはいけないんや。もちろん、取り返しのつかない失敗はさせたらあかんけど、過保護はもっとあかん」

「人は自分の限界でものを言う。だから、自分の限界を超えたことは理解できない。常にリミットの外れたやつを見て自分の限界を広げる努力が必要や」

子どもは好奇心の塊です。そのため、私は何でも挑戦させてあげたいと考えています。

もちろん、命の危険や致命的な怪我は回避しなければなりません。しかし、親が24時間監視し続けることは不可能です。最終的には、子ども自身に危険を回避する能力を身につけさせるしかありません。

そのために必要なのが、「小さな失敗を繰り返させること」です。たとえば、ナイフで少し手を切って泣いていたとしても、それは必要な経験をしたのだと捉えています。この小さな痛みを経験することで、将来的に腱を切るような深い怪我をすることは防げるはずです。

私が考える幸せの定義

私の幸せの定義は、「その人の能力を十全に発揮して、いきいき生活している状態」です。反対に、不幸とは「その人が持つ能力を発揮できないこと」だと考えています。

過保護によって失敗の機会を奪うのではなく、小さな失敗から学ばせ、個々の能力を最大限に発揮できる環境を整えること。それこそが、次の世代へより良いタスキを繋ぐ第一歩になるのではないでしょうか。(写真は10数年前の以前の店舗。近くの保育所帰りに子供が施術院に遊びに来ました)

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