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【脳の糖化】認知機能や意欲の低下を招く「カルボニルストレス」 とは?
ビタミンB6が鍵を握る最新研究
「最近、物忘れが増えた気がする」
「やる気が出ない、感情が動かないのは年のせい?」
「やる気が出ない、感情が動かないのは年のせい?」
その原因、もしかすると脳の中で起きている「糖化( グリケーション)」のせいかもしれません。
健康や美容の分野で「体のコゲ」 として注目される糖化現象ですが、実は脳の機能低下や精神症状( 意欲低下など)とも深く関係していることが最新の研究で分かって きました。今回は、その中心にある「カルボニルストレス」 の正体と、 それを防ぐ特殊なビタミンの可能性について解説します。
カルボニルストレスとは?「元に戻らない糖化」の恐怖
糖尿病の指標としてよく知られる「ヘモグロビンA1c」は、 高血糖によって赤血球に糖が結びついたものです。このように、 体内のタンパク質に糖が結合することを「糖化現象」と呼びます。
初期の糖化は元に戻る(可逆性がある)のですが、 これが何度も複雑な反応(メイラード反応)を繰り返すと、 最終的に「終末糖化産物(AGEs)」という最悪の老廃物へと変 化します。
この「もう二度と元には戻らない最悪の糖化物質(AGEs)」 が体内に発生・蓄積してしまう状態のことを、専門用語で「 カルボニルストレス」と呼びます。
カルボニルストレスは、糖尿病の合併症を悪化させたり、 動脈硬化を進めたりする凶悪な要因として医療界で非常に注目され ています。
カルボニルストレスは、糖尿病の合併症を悪化させたり、
脳の中で起きる糖化:薬が効かない「意欲低下」の正体
もともとは、 このカルボニルストレスを解毒する酵素を生まれつき持たない特殊 な患者さんの研究から始まりました。しかし研究を進めると、解毒 酵素に問題がない一般的な患者さんの間でも、 広くカルボニルストレスが起きていることが突き止められたのです 。
脳の中でこの糖化が亢進すると、 私たちの心や頭に以下のような悪影響を及ぼします。
- 認知機能の低下(頭がまわらない、物忘れなど)
- 陰性症状の悪化(やる気が出ない、感情表現が乏しくなるなど)
実は、これらの「意欲や認知の低下」といった症状に対しては、従 来の抗精神病薬などの薬では糖化を改善することができません。
現在、脳内のどこ(ドーパミン受容体なのか、 セロトニン神経なのか) に糖が結合して悪さをしているのかは世界中で基礎研究が進められ ている段階ですが、 脳のコゲが心や頭の働きを鈍らせていることは間違いありません。
救世主は「特殊なビタミンB6」! カルボニルストレスを撃退する方法
薬が効かない脳の糖化に対して、今もっとも期待されているのが「 活性型ビタミンB6」のアプローチです。
糖化が進むプロセス(メイラード反応)は、 特殊な活性型ビタミンによって抑えることができます。
また、AGEs(終末糖化産物)になる手前のシミのような物質( カルボニル化合物)を、「ピリドキサミン」 という特殊なビタミンB6がガッチリと捕まえ、尿(腎臓) から安全に体外へ排泄させてくれることが分かっています。
また、AGEs(終末糖化産物)になる手前のシミのような物質(
まとめ:頭と心の健康のために「糖化対策」をはじめよう
過剰な糖分とストレスが結びつくことで起きる「 カルボニルストレス」。
それは血管や肌だけでなく、私たちの脳の認知機能や「やる気」 まで奪ってしまう恐ろしい現象です。
それは血管や肌だけでなく、私たちの脳の認知機能や「やる気」
これからは、心の不調や脳の衰えを感じたとき、 ただの精神論や年齢のせいにせず、「脳をコゲつかせないケア( 糖質コントロールやビタミンB6の意識)」 を取り入れていくことを考慮する必要がありますね。
